[ハワイ進出した実現者インタビュー]
Takashi Nakayama (中山 孝志)
Ocean Wind Realty, LLC dba. Kujira Club, President
1995年に日系の不動産会社の駐在員としてハワイに来たTakashiさん。 当時は特にハワイへの憧れや、ハワイに住みたいとは思っていなかったという。 そして、駐在員として4年が経ったころに長男が誕生。 これが彼のハワイと関わる生き方に繋がる転機になった。
ハワイ永住の決断は、素晴らしい子育て環境
「実はもともとハワイへの憧れやハワイに住みたいという気持ちはありませんでした。 たまたま当時の会社からハワイ支社の駐在員としての辞令が出てハワイに来たんですが、次はアジア圏の支社勤務の話が来ないかな...なんて考えていました。 しかし、長男が生まれて、ハワイの幼稚園をいくつか見て回ったのですが、ダウンタウンの幼稚園の見学に行った時、園児たちがみんな笑顔で、裸足で駆け回っていたんですよ。それを見て、やっぱりハワイで子育てしよう!と思ったのが、今でもハワイにいることになったきっかけでしたね。」 と話すTakashiさんの優しい笑顔が印象的だった。
そして、駐在員として勤めていた会社からヒルトンに転職。 ちょうどヒルトンがタイムシェアを始めた時だった。そのヒルトン・グランド・バケーションズに約10年間勤務したのちに独立し、現在のKujira Clubを起業した。今ではハワイ在住30年近くになるハワイライフのベテランだ。
コロナがきっかけで、サーフィンの虜に
Takashiさんの日常は、朝起きたらまず散歩と筋トレ。そして、シャワーを浴びてから読書と日記をつける。 朝食は食べず1日2食。 そして、夜はビジネス会食かオンライン会議、あるいはハワイ経営者の集まる勉強会と何かと忙しく、どちらかというと夜型人間だ。
「仕事がら週末も仕事になることが多いのですが、休みを取れる日は、習い事のお茶、そして、サーフィンやヨガをしています。 あとは買い出しのため、家族との買い物が休みの日課という感じですかね。嫌いじゃないですよ。買い出し!(笑)」
カカアコエリアに住むTakashiさんの普段の買い物はホールフーズかドンキホーテ。
「コロナ前の日課はビーチパークのウォーキングでした。そしてコロナのロックダウンでなんと公園にもビーチにも入れなくなったんですよ。 でもサーフボードを抱えたサーファーたちは、砂浜を横断し海に入ってたんですよね。 誰もビーチに入れないのにサーファーは特別!? ハワイはロックダウン中でもサーフィンは禁止にならない。 だからサーファーはビーチに入れる。ハワイらしいなぁ(笑)と思いつつ、だったら自分もと、子供達とサーフィンを始めました! そしたら今やすっかりサーフィンのとりこです。」
コンパクトなサイズ感と安定した気候がハワイの魅力!
「ハワイは何と言っても気候が良い点が最高、そして、島なのでコンパクトで便利なところも好きですね。 散歩するにも、サーフィンするにも、職場に行くにも、たいていのことは30分以内で全て手がとどく感じ。このコンパクトなところが好きです。 でも日本の四季も大好き! とにかく食べ物も美味しいですよね。 ハワイの食事は日本に比べると残念ですが、だいぶ良くなりましたね。」
ある有名なハワイローカルのヒーラーから聞いた言葉、“ハワイの空気はとても澄んでいるのよ。でもそれだけじゃない街も澄んでいるし、ハワイに流れるエネルギーそのものがとても澄んでいるのよ。 だからピュアに、自然に、一生懸命に、ハワイのリズムに同調できれば良いのですよ。”
この言葉を今でもはっきり覚えているというTakashiさんは 「ピュアに、自然に、一生懸命にやっていれば、いつかハワイの神様が認めてくれる。そして、ハワイのリズムに同調させてもらえる日が来る。そう信じて、そう感じながら毎日を生きてます。 言葉にすると、なんだか恥ずかしいですけどね。」 とその言葉の本当の意味を、ハワイ生活が長くなればなるほど感じているという。
夢はハワイに安価で良質な介護施設をつくること
ハワイのシニア向け介護施設はとにかく高い。 そして、サービスも日本レベルには到底及ばない。 だからハワイに安価で良質な介護施設をつくりたい。そう考えていたTakashiさんは以前からそのような夢を持ち、そして挑戦もしてきている。 10年勤めたヒルトンをやめたのも実は介護施設の開発に挑戦するためだった。 今はタイムシェアの中古売買や業界のインフラ作りを事業として行っているが、「いつか自分が死ぬまでに人の役に立つ事をしたい。」 と、ハワイコミュニティで必要なものの1つに、介護施設の問題があると彼は考えている。
「ハワイに安価で良質な介護施設を創るために何が必要なのかを以前からずっと考えてきました。その結論は、営利目的のビジネスサービスにしないこと。これに尽きると思います。ハワイは土地も建物も人件費も全てが高すぎる。だから介護施設自体をビジネスモデルにしようとしたら当然入居費は高価になってしまうんですよ。でもどうにか誰でも入れる、誰もが入りたがる、自分の将来もお世話になりたいと思えるような介護施設をつくることが僕の夢です。 人生の末期を過ごす場所としてもハワイは最高だと思います。表現には気をつけたいですが人は必ず死を迎えます。全員です。その人生の最後の時間をハワイの空気の中で過ごせることは幸せなことなのではないかと思います。」
もともと不動産のプロとしてハワイでの不動産事情を知り尽くし、今もハワイ不動産ビジネスに携わるTakashiさんの夢はとても素敵なものでした。 奥様をハワイで看取り送り出した経験を持つTakashiさんの言葉はとても心に響きました。 そして、この夢の話を聞いた後、思わず著者も参加させてくださいと手をあげてました。それほど素敵な賛同できる話で、彼なら本当に実現させてしまうのではないかと思わせてくれました。
[ハワイ進出した実現者からのアドバイス]
これからハワイライフを希望する人へのTakashiさんからのアドバイスは、「とにかく事前のリサーチを十分にしてください。ハワイは日本にとても優しいし、日系人も多く、あまり違和感がないと思われるかもしれませんが、ハワイは日本と似ているように見えても全く違います。アメリカでありハワイという島国です。日本ではない外国です。とにかく先住者たちの声に耳を傾け、自分でも経験・体感して、慌てずにじっくりとリサーチをして準備をして欲しいと思います。 そしてもう1つは資金です。 ハワイは物価も高いし、移住には本当にお金がかかる。 資金力無くしての移住は単なる無謀行為です。それが現実です。」
30年近くハワイに住む彼だからこその安定感と信頼感あるアドバイスだと思います。 そして、インタビューを終えて、優しい外見からは感じられなかったTakashiさんの力強さと自己の柱となる信念みたいなものがオーラとなって見えた気がした。 おそらく彼は今日もハワイライフを一生懸命生きていることでしょう。
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