ハワイビジネス成功の秘訣は⁉
日本人がハワイでビジネスをしながら生活している移住者について、ハワイ在住18年の著者が、改めて分析してみた。 もちろん、時代や社会の価値観、移住スタイルやビジネスモデルなど20年以上前と今とでは大きく違うが、ハワイの土地に受け入れられて、ローカルにも愛され観光客も足を運んでくる。 そんな店舗やサービスを展開しているハワイビジネス成功者のスタートラインから、現在の姿を客観的に見つめてみると2つの共通点を見出すことができた。一つ目の共通点は、「ハワイビジネスを始める最初の1歩がすごく小さいこと」である。 従業員は社長一人あるいは夫婦二人でのスタートがとても多い。 ある意味、ビジネススタートの基本かもしれないが、異国の地ハワイでビジネスを始めた日本人のほとんどが日本で生まれ育ち、英語もしゃべれないのにハワイに来てビジネスを始め生活をしている。 また事業を軌道に乗せた後は人を雇用し、現在もビジネスを継続している。 これは奇跡といって良いほどの偉大な成功ではないかと感じる。二つ目の共通点は、「ローカルの人に受け入れられ愛されていること」である。 観光客だけを相手にしたビジネスではなく、ハワイの地元の人(ローカル)が、彼らのサービス・商品を好み、長い間顧客になっているという事実だ。 飲食店・お弁当屋・お菓子メーカー・食品加工業・サービス業などビジネスの形がどうであれ共通している。 やはり、「郷に入っては郷に従え」は大事! 「よその土地に行ったら、その土地の文化・風習・価値観などを尊重し従うべきで、自分達のやり方をむやみに持ち込んでも決してうまくはいかない。その土地の全てをまずは理解し、尊重することが大切である。それが仮に自分の価値観と違っていても、その土地の価値観にあった行動を取るべきである。(4世紀のミラノ司教の言葉)」ということではないでしょうか。良い悪いの判断ではなく、まさにその通りで大切なことだとハワイビジネス成功者から感じることができる。 ハワイ移住の先人たちは間違いなく全員がそのようにしてきたのだと思う。 そして、これは日本からハワイだけのことではなく、日本国内であっても同様に大切にしなければ前進できない真実だと思う。 またWAAPのウェブの中で書かれているハワイ移住・ハワイビジネスについての多くのヒントや真実も全てはこの教えが原点であると言える。 「ハワイで小さく始め全米進出 or 小さいままハワイで継続」 どちらも成功⁉ これまでに日本人が起こしたハワイビジネスの例をいくつか紹介したい。 ハワイで製麺工場を立ち上げてハワイのラーメン屋さんに麺を提供し始めた。そしてメインランドへ進出し、全米のラーメンブームを火付役となり、今やヨーロッパへも進出。日本人が起こしたハワイビジネスが世界に拡大していった。 ハワイでたこ焼きの実演をし、白人さんに「これ中身が焼けてないよ」と言われ、その後、和菓子メーカーに転換。今やハワイのほとんどのローカルスーパーにこの日本人が始めた和菓子が並んでいる。 オアフ島郊外のカネオヘの街で始めた小さなお惣菜屋さんは20年以上そのままの形で継続している。営業時間は朝6時から午前11時まで。開店前からお店の前にはローカルの人たちが並び、午前9時にはほぼ売り切れている。 あなたはどのストーリーを成功者と呼びますか?著者はこれらみなさんが成功者だと思います。これらの共通点は以下の3つではないかと思う。 初めは小さくビジネスをスタートしている ローカル(お客様)の求めるものを作って提供し続けている コツコツ目の前のことを一生懸命やり続けている...