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[あなたのハワイ進出の第一歩]ハワイと日本で、仕事も遊びも。

J1ビザからスタート、ハワイメディアの社長になった日本人!

J1ビザからスタート、ハワイメディアの社長になった日本人!Eisuke Iwase (岩瀬 英介)

[ハワイ進出した実現者インタビュー]
Eisuke Iwase (岩瀬 英介)
TMS HAWAII LLC, CEO / フォーブスジャパン コラムニスト
NPOハワイアロハライフ協会 副会長 / ハワイ稲門会 幹事長

 

「僕は昔から嫌いなものが3つあって、それは電車と冬と雨。 だからハワイに住むしかなかったんですよ。(笑)」 Eisukeさんのインタビューはこの言葉から始まった。 「出版社に勤務してたので、世界はもう何十カ国と行ったんですけど、1カ所を切り取ると素敵なところはあるけど、全部良い!と思えるのはハワイだけでした。 そしてもう一つ、住んでもいいなと思えるのもハワイだけでした。」

 

チャラチャラ「ミーハー族」に憧れながら、東大を目指す⁉ Eisuke Iwase (岩瀬 英介)

 

チャラチャラ「ミーハー族」に憧れながら、東大を目指す⁉

東京生まれ、下町育ちのEisukeさん。 実家は小売酒屋で、お父さんは4代目のちゃきちゃき下町の男。そんな家庭の次男として生まれた。

「実家が酒屋だったんですけど、まるで昭和のTVドラマに出てくるようなスタイルでお店の奥に畳の部屋があって、そこで家族が食事している。 だから食事しているとお客さんがお酒を買いに来て、その場で開けて飲みだす、みたいなね。 おかげで僕は全く人見知りをしない子になりましたね。でも兄はめちゃくちゃ人見知りなんですけどね(笑)」

彼は高校生まで下町で育ち、中学生の時に塾に通いながら当時世間を席巻したホイチョイプロダクションというクリエイター集団の作品にハマり、1980年代のまさにバブル景気の “ミーハーな世界” に憧れを抱いていた。 「時代がばれちゃいますけど、ホイチョイプロダクションにハマりまくっていていわゆる当時の超ミーハーとでもいうのか・・・。 就職するなら電通かフジテレビ。 住むなら港区。 ロレックスを腕に車はBMW。 まあ、そんな感じにどっぷり憧れてたんですよ(笑) とにかく いい会社に入れば、人生勝ち組って思ってましたね。」

本気でそれを実現するためには、良い大学に行かないとダメだと、中学生では生徒会長、高校では東京大学を目指して猛勉強の日々。 「どうしても1番になりたくて東大に行くと決めたんですよ。 受かると思って自信満々だったんですけどダメで1浪して、再度東大受験と滑り止めで慶応・早稲田。でも東大は入れてくれなくて・・・。 仕方なく滑り止めの早慶に両方合格していたので早稲田を選びました。でもね、実は早稲田大学に入学し、翌年もう1度 東大受験したんですよ。でもまた不合格(笑)」




 

週刊誌が全盛期の時代に、メディア編集者に!Eisuke Iwase (岩瀬 英介)

 

週刊誌が全盛期の時代に、メディア編集者に!

大学生になったEisukeさんは、キラキラの東京ライフを過ごし始めた。ウインドサーフィン部に入り、鎌倉の材木座に通いウィンドサーフィンの練習の日々でレースにも出場。 そして、毎晩夜の街に繰り出して楽しくて仕方がなかった。 日本初の外資系ディスコ「ジュリアナ東京」は大学入学の年にオープンし、憧れのキラキラのミーハー族が集まる空間にもハマっていた。

しかし、彼はただの遊び人ではありません。 そんな楽しい学生生活の中でもいわゆる勝ち組の姿を見るなかで、自分自身も必ず勝ち組に入ると心に決めていた。 「東大には入れなかったけど、やはり1番になりたい。 だから密かに弁護士を目指そうと決めました。 でもね、ある時気がついたんですよ。 弁護士っていつもトラブルや人と争う話しかしてないんじゃないかって。 じゃあ逆の仕事は何だろうって考えたら、新しい情報や楽しい話。キラキラのマスコミ・メディアだ!って思ったんですね。」 と常に自身の心と言動をロジカルにまとめ方向を決める彼らしい話の展開です。

そして1995年、見事に日本の大手総合出版社 小学館に入社します。 最初に配属されたのが週刊誌の編集部だった。 「本当に驚きました! 大手の出版社だし、もっとお洒落にシステマチックに本を作るのかと思ったら、泥臭い世界で、記事は社員一人一人の手作り。 例えば、編集部の会議で次号の企画を決めるんですけど、ネタが足りないと “お前ら飲みに行って人と会ってネタを仕入れて来い!” と号令が出るんですよ。で、夜中に戻って会議のやり直し。ネタが無いと灰皿を投げられて罵倒されて、そんなネタから取材を重ねて、それが原稿になり、記事になり、世に出ていく。 タレコミ電話からネタを拾うこともありました。 それぞれ編集者の人脈でネタを拾い記事を作り上げていくマスコミの現場に、まさに放り込まれました。 深夜12時でも1時でも編集部はワサワサしてて、平気で社外から来客がある。深夜3時、4時に入稿が終わったら先輩が “じゃあ、飲みに行くか!” って。 若者の浅はかな常識がガラガラ崩れていきました(笑)」

週刊誌が全盛期の時代。読売新聞が1000万部発行、毎日新聞が400万部、そして週刊ポストが何と150万部売れていたそうです。 そんな週刊誌が大きな発言力を持つ時代でした。

 

人生の転機に縁を呼び寄せ、夢のハワイ移住を実現!Eisuke Iwase (岩瀬 英介)

 

人生の転機に縁を呼び寄せ、夢のハワイ移住を実現!

2008年、小学館が大正時代の創業以来初めての赤字決算になります。インターネットの登場で出版業界は下降線。印刷・出版というこれまでの安定事業が一気に雲行きが怪しくなり始めたのです。

「昔から海外留学もしてみたかったし、いつか海外に住んでいる人になってみたい。海外移住にはすごく興味がありました。なので実は海外インターンシップの斡旋会社に登録していて色々情報は集めていたんですけどね。そんな中、2008年に会社が創業以来初めての赤字になり、僕はタイミングを感じ、2009年にハワイに移住したんですよ。海外に興味があり何となく海外で仕事をするチャンスがないものか、J1ビザのエージェントや知人に話をしていたので、たまたまハワイにメディアを立ち上げる話と巡り会い、その話に乗ったんです。タイミングと全てがご縁だったと思います。」

Eisukeさんは15年の出版社人生にピリオドをうち会社を退社し、ハワイでのメディアを立ち上げる話にのります。 「ハワイの日本語情報誌で “ライトハウス ハワイ” というフリーペーパーがあるんですが、この事業の立ち上げメンバーとして参加しないかという話に飛びつきました。 実はね、この話はJ1ビザのエージェント会社から話がきたんですよ。 だから今僕は出版や編集の仕事以外に、J1ビザの仕事もしているんですけどね。 僕、巷で “J1の星” って言われているんですよ。 だって、J1でハワイにきて、その後社員になり社長にまでなっちゃったんでね(笑)」

彼はハワイに移住して15年を迎えようとしている。ちょうど出版社勤務と同時間をハワイで生活してきたのです。 ハワイでは、Lighthouse Hawaii(ライトハウス ハワイ)の立ち上げメンバーで参加し、その後社員に。 そして最後は社長にまで登りつめます。 そして、現在は自身の会社を立ち上げ、メディア関連の仕事はもちろん、様々なイベントプロデュースの仕事もしながら、J1ビザで日本人がハワイで就職できるサポートも含めた人材関連の仕事もしている。 ハワイで仕事をするなら、人材関連とメディア関連の両軸を走らるとハワイの社会に役立てると考え、会社の事業の形を作った。

 

毎日プールに入れるのが至福の時間、夢は「ハワイ永住!」Eisuke Iwase (岩瀬 英介)

 

毎日プールに入れるのが至福の時間、夢は「ハワイ永住!」

現在、Eisukeさんの家族構成は奥様と二人の娘さん。そして、小さなワンちゃん。 5歳と0歳の娘さんは可愛くてどうにもならないようだ。 そんな彼の1日のサイクルを聞いてみた。

「だいたい毎日7:30頃に起きて、子供を学校に送って行き、帰宅してプールに入りますかね。 僕は朝ごはんは食べないので9時くらいから午前中は執筆業務の仕事に充てています。 朝が1番頭が回るんで。 ランチはほぼランチミーティングがあり外に出ますね。 その後、オフィスに顔をだしたり、外でミーティングのアポがあったりで。 毎日5時には仕事を終え、5:30に子供を迎えにいき帰宅。 夕食は家よりも外食が好きなんで子供もいるし、どこかフードコートとか簡単に食べられるところが多いですね。 そして、夕食後は子供とプールとジャグジーに入り、9時頃には子供と一緒に寝ます(笑)。 でも夜中に起きて少し仕事してって感じの毎日ですね。」

ハワイライフの充実ポイントを尋ねると。
「僕、水が大好きなんですよ。 水商売も好きですけど(笑) とにかく「水」が好き。 海でもプールでもジャグジーでも。だから毎朝うちのコンドミニアムのプールに入りますね。 そして夜にも子供と。 ハワイは毎日、屋外プールに入れるでしょ。毎日海にもプールにも入れる。これが僕にとっての最高にハワイの良いところです。」

ハワイ移住を実現されたEisukeさんに次なる夢を聞いてみた。
「そうですね。筆1本で生計を立てる。 僕はやっぱりモノを書くのが好きなんです。 これから自分の名前でモノを書き、小説も書いてみたいけど、執筆ならなんでもいいんです。 あと喋るのも好きなんで、書いて、話して、自分を表に出していきたいって感じかな。 あとやっぱり家族でハワイに住み続けたい。 会社をやめてハワイにJ1で来ましたけど、家族も増えたのでハワイでの生活ももっと良くしたい。 それを自分自身の名前でモノを書いて、話して、それで実現するのが夢ですね。」

 

ハワイ進出した実現者からのアドバイス。Eisuke Iwase (岩瀬 英介)

 

[ハワイ進出した実現者からのアドバイス]

これからハワイライフを実現したい人へのEisukeさんからのアドバイスは、 「ハワイに移住したい人へのアドバイスですか(沈黙) “深く考えない。考えちゃだめ。考えたら来れない!” まずこれですね。 今ハワイに住んでいる人はたぶん全員そうだと思いますよ。 深くなんか考えない!(笑) これまでに仕事がらハワイ移住者500人以上にインタビューしてきましたけど、だいたいみんな見えない未来なんて考えない。そういう人じゃないと来れないと思いますよ。 だからインテリは来ないし、来れない。 あとね、僕 思うんですけど見えない将来のことを考えること自体ナンセンス。 考えるって、そもそもリスクと不安を考えるんでしょ? そんなこと考えていたら来れないですよね。 “リスクや不安を深く考えている人には幸せなんかこない。” これ僕の持論です(笑) 」

Eisukeさんからのアドバイスは、他の人とは角度の違った、しかしある種本質をついたものでした。インタビューを終えて、編集者として磨き極めてきた彼らしいキレキレの話で、本当に楽しくあっという間の時間でした。



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