This site has limited support for your browser. We recommend switching to Edge, Chrome, Safari, or Firefox.

ハワイへの移住・ビジネス進出のフルサポート

ハワイで生きる25歳 - フラとハワイ語で文化をつなぐ若き教育者の挑戦

ハワイで生きる25歳 - フラとハワイ語で文化をつなぐ若き教育者の挑戦

[ハワイ進出した実現者インタビュー]
TAKUMI OSHIMA  大島 拓海
BISHOP MUSEUM / Asia Pacific Educator

 

神奈川県横浜市金沢区出身の大島 拓海さん(タクミくん)。2000年生まれの彼の初ハワイは、4歳のときの家族旅行だった。フラが好きな母に連れられ、毎年のようにハワイへ。自然とハワイは「憧れ」ではなく「もうひとつの家」のような存在になっていった。

8歳で母の勧めでフラを始めたが、当時は男子がフラを踊ることに少し抵抗があったという。野球部に所属しながらも、心の中ではフラへの情熱が静かに育っていった。転機は中学3年のとき。先生が開いた30周年記念の発表会で大きな歓声を浴び、「体の中を電気が走るような感覚を覚えた」と振り返る。

その瞬間、フラは「趣味」ではなく「生き方」になった。高校進学を前に、彼ははっきりと心に誓う。
──「高校を卒業したら、ハワイでフラを学ぶ」。

 

ハワイ進出した実現者インタビュー TAKUMI OSHIMA

 

高校3年間、フラと英語漬けの日々──“本気”が道をひらく

高校生活は、フラと英語にすべてを注いだ。「ハワイに行くなら、語学学校ではなく大学に行きたい。そのために英語を話せるようになりたい」と決め、学校の授業以外でも英語に触れる時間を増やした。

フラのレッスンと英語の勉強で1日が終わる毎日。遊びたい年頃に、自分の夢に一直線に向かって努力を続けた。そんなタクミくんの留学準備を支えたのは、ハワイ留学の第一人者・ブーン大山氏(WAAPでもおなじみの存在)だった。

そして2019年、オアフ島・カネオヘにあるハワイ大学附属ウィンドワード・コミュニティ・カレッジに留学。実はこの学校を選んだ背景には、彼にとって運命的な“ハワイファミリー”との出会いがあった。

高校2年の時に出会ったハワイのミュージシャン一家。彼らの父親が「来年の夏、ひとりでハワイに来い。うちに泊まれ」と言ってくれたのだ。その言葉通り、一人で渡ったハワイで過ごした10日間が、彼の人生を決定づける。
「彼が“うちの4番目の息子だ”と紹介してくれた。そのファミリーが住むエリアの学校が、僕の留学先になりました。」

 

高校3年間、フラと英語漬けの日々──“本気”が道をひらく




ハワイ語を学び、フラの真髄へ──メリーモナークで総合優勝

ウィンドワードでの2年半の学びを経て、ハワイ大学マノア校へ編入。専攻はハワイの歴史・文化・言語を中心とした学科。「フラを本気で学ぶなら、ハワイ語の理解が欠かせない」と考えたからだ。

在学中もフラを続け、2021年と2022年にはフラの最高峰「メリーモナーク・フェスティバル」に出場。なんと2021年には、男性部門の古典フラと現代フラの両方で優勝、総合優勝という快挙を成し遂げた。

「ハワイ語を知ることで、フラの意味が立体的に見えるようになりました。言葉と踊りがつながる瞬間、ハワイの文化の深さに鳥肌が立ちます。」フラを通して学んだのは、単なる踊りではなく「ハワイそのものを生きる」という感覚だった。

 

ハワイ語を学び、フラの真髄へ──メリーモナークで総合優勝
ハワイ大学を卒業

 

OPTからH-1Bへ──ビショップミュージアムで働く“奇跡”

大学卒業を控えた頃、ハワイ語の先生から一本の声がかかる。「ビショップ・ミュージアムで働いてみない?」
英語、日本語、そしてハワイ語を操り、フラを深く理解している日本人──そんな人材は稀有だった。先生の強い推薦もあり、ビショップでOPT(就労実習)をスタート。半年後には正式にH-1Bビザが発給され、ビショップ・ミュージアムのアジア・パシフィック・エデュケーターとして正式採用された。

現在は日本からの団体来館の受け入れや、展示物の翻訳、体験プログラムの企画など、ハワイ文化を日本に伝える重要な役割を担う。「仕事の8割は英語で、残りは日本語。大変ですが、好きなハワイの文化を軸に働けるのは本当に幸せです。」

ハワイ語、英語、日本語を操りながら、フラとハワイ文化の橋渡しをする存在──タクミくんは、まさに“次世代のカナカ(ハワイアン)スピリット”を体現している。

 

OPTからH-1Bへ──ビショップミュージアムで働く“奇跡”
ビショップミュージアムで働く“奇跡”

 

「好きなこと」を極める勇気──ハワイで生きる若者へのメッセージ

平日は朝5時に起き、仕事を終えたら夜はフラの練習。休日はトレッキングやビーチでリラックスしながらも、常に「ハワイの文化の一部でありたい」と思い続けている。好きな場所で、好きなことを仕事にできる幸せ。それを支えるのは“熱意と努力”だと語る。

「これからハワイを目指す人には、“熱意を持って取り組めるモノ”を見つけてほしいです。そして、ゴールはゴールの先まで考えること。僕は“英語を学ぶ”ではなく“英語でフラを学ぶ”ことを目的にしていました。」

目の前の目標を超えて、その先を見据える──それが、タクミくんが掴んだハワイでの生き方の核心だ。
「僕の夢は、日本に“本物のハワイ”を伝え、ハワイでは日本人としてローカル社会の中で頂点を目指すこと。」
その瞳には、次世代を導く教育者としての情熱が宿っている。


タクミさんの生き方は、「好きなことを貫く強さ」と「ハワイ文化への深い敬意」に満ちていました。英語でもハワイ語でもない、“心の言葉”で文化をつなぐ姿勢は、ハワイと日本を結ぶ新しい架け橋のようです。彼のような若者がいる限り、ハワイの未来は、そして日本とハワイの絆は、きっとさらに豊かに育っていく──そう確信できるインタビューでした。

 

 

 

 

●ハワイへの移住・ビジネス進出・二拠点生活などに関心がある方は、まずは以下から無料相談をお申し込みください!2時間まで無料であなたの夢の実現方法を見つけ出します!
>ハワイ進出の第一歩 WAAP

●インスタグラムで、ハワイ移住やビジネス進出に役立つ最新情報を配信中!こちらもぜひフォローください。
>Instagram @waaphawaii

●メールマガジン「WAAP通信」 ハワイ移住・ビジネス進出の最新情報をEメールで受け取りたい方は、以下「メルマガ登録フォーム」より登録ください。

カート

これ以上購入できる製品はありません

あなたのカートは現在空です