家庭での使い方
蒸す、揚げる、ポテトのように調理するなどバリエーション豊富。里芋に似た食感で、煮物や味噌汁に合い、日本人移民にもすぐに馴染みました。

お店の実例
ホノルルの老舗 Liliha Bakery では、タロイモを練り込んだ「Poi Mochi Doughnuts」が人気。鮮やかな紫色とモチっとした食感は、一日に数千個売れることもあるほど。ローカルフードをモダンに再解釈した代表例です。

おばあちゃんの知恵レシピ
「タロイモの煮っころがし」──アロハ醤油、砂糖、みりんで甘辛く煮る。日本の煮物を懐かしむ味が、ハワイの家庭でも受け継がれています。

2. パンノキ（’Ulu） – ハワイ版ジャガイモ

家庭での使い方
蒸したりマッシュしてココナッツミルクと合わせたりと、ジャガイモのように多用途。ホクホク感が特徴です。

お店の実例
マウイ島のリゾートレストラン Humuhumunukunukuāpua’a（グランドワイレア内） では、「’Ulu Risotto」が名物。’Uluを揚げ、クリーミーなリゾット風に仕上げた一皿は、観光客にも地元客にも人気です。

おばあちゃんの知恵レシピ
「’Uluの味噌汁」──ジャガイモの代わりに’Uluを入れることで、和風なのにハワイらしい味わいに。家庭での食卓に自然に溶け込みました。

3. マヒマヒ（Mahi-Mahi） – 力強い名を持つローカル魚

家庭での使い方
クセのない白身魚で、グリル、フライ、煮付け、照り焼きと万能。タンパク質源としても重宝されます。

お店の実例
老舗の Waiahole Poi Factory の「Lau Lau」は、豚肉や魚をタロの葉で包み蒸す伝統料理。マヒマヒを使ったバリエーションもあり、伝統と現代が融合した味わいが楽しめます。

おばあちゃんの知恵レシピ
「マヒマヒの照り焼き」──醤油、みりん、砂糖で照り焼きに。ご飯と一緒に食べると、まるで日本の家庭料理のように親しまれています。

4. リム（海藻） – ハワイの海の恵み

家庭での使い方
ポケの具材として定番。味噌汁や酢の物に加えても栄養たっぷり。ミネラル豊富なヘルシーフードです。

お店の実例
‘Uluと組み合わせた「’Ulu Poke」は、ローカルイベントや一部レストランで提供される新しいスタイル。パンノキの食感とリムの香りがヘルシーな一皿として注目されています。

おばあちゃんの知恵レシピ
「リムときゅうりの酢の物」──残ったリムをワカメ代わりに使い、酢と砂糖でシンプルに和える。食卓の箸休めとして定番化しました。

ハワイ移住を考えるなら「食卓」から始めよう

ハワイの食文化は「ローカル食材」と「日系移民の知恵」が織りなすハイブリッドです。
・タロイモを煮物に
・’Uluを味噌汁に
・マヒマヒを照り焼きに
・リムを酢の物に
こうした料理は、観光では触れられない“暮らしのハワイ”を象徴しています。

もしハワイ移住や2拠点生活を考えているなら、まずは食卓からハワイの文化を体感してみるのがおすすめ。家庭でローカル食材を試すことは、現地での暮らしをイメージし、ハワイビジネス進出のヒントを見つける第一歩にもなるでしょう。

WAAPジャーナルでは、こうした「日常のハワイ」に光を当てながら、移住・ビジネスに役立つ情報を発信し続けます。

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